■営業時間/午前11時から午後8時(LO)8時30分閉店(土・祝祭日 午後3時(LO)3時30分閉店)■定休日/日曜日
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一般に「そば」を粉にするには、石臼が最も優れているとされています。実際、美味しいと評判のお蕎麦屋さんの大多数が石臼挽きによるそば粉を使用していますが、現在当店では胴搗(どうづき)という製法にて製粉されたそば粉を使用しております。
胴搗製粉は石臼のように石と石を擦り合わせて粉にするのではなく、杵で搗いて粉にする・・・そう、昔、水車小屋の中で行われていた製粉方法なのです。この方法のよいところは、石臼よりも熱を発しにくいところです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、そばは熱にとても弱く、熱を与えてしまうとそばの命である香り、風味、色合いを失ってしまうのです。私は石臼も含め色々なそば粉を扱ってきましたが、この胴搗そば粉は独特の風味と粘り、そしてコシがあるように感じます。
現在日本で最も安定した良質のそばの産地、北海道の幾つかの契約農場にて栽培されたそばの原料を挽きたてならぬ搗きたてのそば粉を納入しております。
(*本日使用しているそば粉の産地は、店の前に書いてあります)
当店では、この北海道産100%の胴搗そば粉を8割に、厳選した北米産100%の小麦粉をつなぎにした二八そばを提供しております。
お客様にも胴搗そば粉の風味を楽しんで頂きたい・・・そんな気持ちで毎日おそばを打っております。
幕末の安政年間(1854〜60年)、赤坂界隈で創業と伝えられる。
当初は「能登屋」と名乗ったが、二代目の明治16年(1883年)頃に新橋の現在地に移転し、屋号も「能登治」に変わった。
※写真は先々代当時の外観(昭和24年頃)
木鉢会(きばちかい)とは…
昭和33年に「銅子会(どうしかい)」子弟の集いとして発足しました。
(銅子会は「そば釜の銅子の湯で産湯をつかった者たち」、つまり二代目以降の店主の集まり)
当時そば店の繁忙期が続き新規参入も多く、「そばの味」に乱れが生じそば作りの技術の断絶が心配されておりました。
そこで会の名称をそば作りの基本である「木鉢*」を名乗り子弟たちは江戸期以来の家伝のそば技術と伝統を習得し各のれん間の技術交流を通じて伝承と向上に努めて参りました。
現在、三代目以上の現役店主を会員とし基本を重んじ時代の流れに対応し、日々精進しております。
*「木鉢」そば粉をねる時に使う木製鉢のこと
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